「インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる」
「インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる」
インフレとデフレ、それぞれを形成する買い方売り方とは？
※買い方＝買い注文を入れた人
※売り方＝売り注文を入れた人
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インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる（いんふれではかいかたでふれではうりかたがそうばをつくる）
買い注文を出す人が増えるとインフレが起き、売り注文を出す人が増えるとデフレが起きるという意味です。
この格言の意味を理解するには、インフレとデフレについて、なぜ起きるのかという仕組みを知っておくと良いでしょう。
インフレが起きる仕組み
まずインフレが起きる要素は4つあります。
需要の増加: インフレは、消費者や企業が買い物を増やし、需要が供給を上回る場合に発生することが多いです。
需要が急速に増加すると、商品やサービスの供給がそれに追いつかず、価格が上昇することがあります。
供給の減少: 原材料や生産能力の減少、労働力の不足などが供給を制約する要因となることがあります。
これにより、需要が供給を上回る状況が生まれ、価格が上昇する可能性が高まります。
貨幣の増加: 中央銀行が多くのお金を市場に供給すると、それ自体が物価を押し上げる要因になることがあります。
余分なお金が市場に流れ込むと、需要が高まり、価格も上昇する可能性があります。
生産コストの上昇: 原材料の価格上昇や労働力の賃金上昇など、生産コストが上昇すると、企業はそのコストを商品価格に反映させるために価格を上げることがあります。これも物価上昇の要因となります。
デフレが起きる仕組み
逆にデフレが起きる要因はなんでしょうか？
これはインフレのときと逆のことを考えると良いでしょう。
需要の減少: デフレは、消費者や企業が買い物を控え、需要が供給を下回る場合に発生することが多いです。
需要が減少すると、企業は商品やサービスの価格を下げてでも販売を促すことがあります。
供給の増加: 生産技術の向上や新たな供給源の開拓などが供給を増加させる要因となることがあります。
供給が増えると、需要を上回る供給が生じ、価格が下落する可能性が高まります。
貨幣の不足: 中央銀行がお金の供給を減らすことで、市場における貨幣量が減少すると、需要が低下し、価格も下落する可能性があります。
資産価格の下落: デフレの状況では、物価が下落するため、資産の価値も減少することがあります。
これにより、消費者や企業は将来の価格下落を予期して消費や投資を控える傾向が生まれます。
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