読書は立派な投資!
こんにちは!
今回は読書投資として私が読んだマーケティングに関する本を紹介します!
今回紹介するのは「お金をかけずにお客を集める秘密の方法 ダンケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門」という本です!
書籍情報
タイトル:『ダン・S・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門』
著者: ダン・S・ケネディ
出版: ダイレクト出版
ページ数: 237ページ
発行日: 2015/5/8
読んだきっかけ
今回私がこの本を読もうと思ったきっかけはこちら!
・マーケティングの基本原則や戦略の概念を理解することで、株式投資において企業の成長や競争力を評価するのに役立ちそうだと思ったこと
・いずれは自分も何か売ってみたいと思ったこと
・マーケティングの入門書として紹介されていたこと
・この本は無料で手に入ること
なんとこの本、無料で手に入れることができるんです!
ダン・S・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門
本の概要
この本では大きく分けて2つの内容に分かれます。
・ダイレクトマーケティングの基本原理
・ダイレクトマーケティングの活用事例
今回は基本原理の方だけ紹介させていただきます!
マーケティングの概念を覆す
本書のテーマは「非ダイレクト・マーケティング・ビジネスのためのダイレクト・マーケティング」
これは一体どういうことでしょうか?
そもそもマーケティングの基本も知らない自分にはダイレクトマーケティングが何かわかりませんでした。
ダイレクト・マーケティングとは?
本書ではダイレクトマーケティングについて以下のように説明がありました。
・顧客に直接商品の注文を促すビジネス
・例:通信販売、カタログ販売、オンライン・マーケティング
・ネットやDMを使う
・実店舗や顧客との直接のやり取りがない
ということは「非ダイレクト・マーケティング」というのはその逆で、お客さんと直接店舗でやり取りする従来型のマーケティングになります。
本書が対象とするのはこの非ダイレクトマーケティングビジネスを行う人々です。
つまり、この本は従来型のマーケティングでうまくいっていないビジネスをダイレクトマーケティングによって改善しようという内容です。
従来型ビジネスの例
レストラン、歯医者、会計事務所、葬儀場
大企業の真似事はやめろ
うまくいっている人の真似をするのは良いのでは?
しかし、この本ではそんなうまくいっていそうな大企業の真似事を否定しています。
そもそも、大企業のマーケティングがうまくいっているのかが怪しいのです。
大企業のマーケティングは基本的に取締役や株主たちのご機嫌取りのためのマーケティングで、小さな会社が真似すべきことではないようです。
なので、誰かの真似をしようと思っても、大企業の真似だけはしないようにしましょう。
真似すべきは誰?
真似すべき対象は自分と同じ「目的」、「目標」、「行動方針」を持っている人たちです。
目指すべきところが北極なのに南極を目指すような人を真似してはいけないということが書かれていました。
目的地にはまっすぐ進んだ方が人生は楽になります。
しかし、ここで大事なのは同じ方向を向いていても同業者の真似事でもダメであるということです。
同業者同士の輪の内側だけ見るのではなく、輪の外側に目を向けることで成果を上げることができます。
内側だけ見ることは近親婚で遺伝的疾患のリスクを高めるようなものだそうです。
暗記必須10のルール
マーケティングの基盤づくりとして守らなければならないルールが10個あります。
ここでは簡単に紹介します。
ルール1 つねに1つ以上オファーする
オファーというのは「1つ買ったら2つ目無料」だったり、「無料カタログ申し込みはお電話で」といった、お客さんがお得と感じるようなことです。
ただ自分たちがこんなとこでこんなことをやっていますといった内容だけ載せた広告はやめた方がいいようです。
ルール2 相手が行動したくなる
人はなかなか動かないものです。
なのでオファーを魅力的にする必要があるそうです。
ルール3 明確な指示
人は指示がわかりやすいほど動きます。
ルール4 追跡と測定
投資利益率を計算しましょう。
何にどれだけお金をかけて、どれだけの人を集めてどれだけ収益があったのか。
ルール5 ブランディングよりも
一番集中すべきことはレスポンスとセールスです。
レスポンスは見込み客から反応をもらうという意味です。
ブランド構築は金のある人だけがやることです。
ルール6 フォローアップ
見込み客と接する時は、客から情報を得たり、何かしらオファーを提供しましょう。
ルール7 説得力あるセールスコピー
セールスでは堂々とすることが大切です。
囁くような繊細なセールスはダメです。
ルール8 真似る
通販のスタイルを実店舗ビジネスに応用すべきです。
ルール9 結果が全て
やりすぎることに抵抗があるかもしれないですが、そんな感覚は無視して、結果の出ることだけをやりましょう。
ルール10 習慣化
ここまでの9つのルールを習慣にしましょう。
以上、紹介してきた内容はほんの一部ですが、活用事例など気になる方はぜひ手に取って読んでみてください。
感想
大企業と中小企業ではマーケティング戦略の考え方が違っているというのが学びになりました。
株式投資において大企業が行うマーケティングが単なる株主のご機嫌取りではなく正しいマーケティングが行われているのかといった観点で見ることも重要なのかもしれませんね。
また、企業の出している広告がちゃんと人を動かせるような広告になっているのか、オファーは提示されているのかといったところにも注目していきたいです。
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