天才である必要はない
エベレストのように山が立っている場合、それが高山であることを認識するのに天才である必要はない。
1941年、伝説の野球選手テッド・ウィリアムズは、その年のシーズン平均打率を4割6厘とした。
この年彼はメジャーリーグの野球選手としてシーズンで4割を超える最後の打者となった。

最高打率を残した彼の秘密とは?
テッドは絶好球が来た時だけボールを打つことを心がけた。
ストライクゾーンを77個のセルに分割し、それぞれがボールのサイズを表している。
また、テッドは自分にとって最高のセルにボールが来た時のみバットを振ることを心がけた。
「株式市場に見逃し三振はない」by ウォーレン・バフェット
チャーリーマンガーがプレイする投資ゲームは、テッドウィリアムズが打者としてとった行動と非常に似ている。
チャーリーはこれを「Sit On Your Ass investment(ダラダラ投資)」と呼び、次のように述べた。
「私は平凡なチャンスを求めて今の地位にいるのではありません。」

生涯20回しか投資できなかったら?
ウォーレンバフェットは、生涯にわたって20回限定で投資できるチケットを配ることで、ほとんどの人の生涯投資の結果を改善できると言っている。
生涯で20株しか選択できない場合は、すべての決定について慎重に検討する必要がある。
人生はすべてほんの一瞬で決まる。
これはそのうちの一つである。
もちろん、ダラダラ待って完璧な投資機会を待つというのは、理論的に非常に簡単に聞こえるが、実際は遥かに難しいことである。
特に周りの人だったりソーシャルメディアにいる人たちから、テスラや暗号資産に投資することで、一夜にして大金持ちになったという話を聞いた場合はなおさらである。

やはりここでは忍耐が鍵になる。
この戦略を守れば、投資キャリアにおける間違いを犯すことはほとんどない。
しかし、間違いは二つのヒューマンエラーの下で変化する。
コミッションエラー: やるべきでないことをやってしまう
オミッションエラー: やるべきことをやっていない
マンガーとバフェットはこれまでの投資キャリアの中で犯したいくつかの間違いを認めている。
例えば、80年代には製薬業界への投資を逃してしまった。
また、Googleとウォルマートへの投資も逃したこともある。
これらの企業は能力の輪の中にあったにも関わらず、引き金を引くことができなかった。
それにもかかわらず、オミッションエラーは投資家にとっては非常に寛容である。
ここで思い出してほしいのが、有名な二つのルール
第1のルール:絶対に損をしないこと
第2のルール:第1のルールを決して忘れないこと
そして最後に、ファストピッチ戦略における最も重要なことは、絶好の機会が訪れた時にそこに投入できるドライパウダー(待機資金)があるかどうかである。
まとめ
絶好の機会が来るまでひたすら待て
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