・証券取引所では、大物相場師だって先のことは見当がつかない
・並外れた成功を収めた者も、たいていは小口のトレーダーとして出発した
・彼らが闇ブローカーから主に学んだことは、損切りができなければ市場から消えるしかないということだった
・ティッカーテープは、株式市場で行われている戦闘を見るための望遠鏡である。それは10回のうち7回は当てにできる
・株投機は世界で最も魅力的なゲームだ
・しかし怠惰な人、感情をコントロールできない人、それに手っ取り早く儲けようなどと思っている人は、絶対に利益を上げることはできない
・市場は変わらない。変わるのはその顔ぶれが変わるのだ
・すべきではないことを学ぶには、持てるもの一切合切を失うというのが一番だ
・金を失わないためには何をすべきでないかが分かった時、相場で勝つのに何をすべきかということが、ようやくわかり始めるのだ
・トレーダーの相場に挑む態度はプロのビリヤードプレーヤーと同じで、目先の1ショットではなく、はるか全体を見渡してプレーするのだ。どのポジションをとるかを考えながらプレーするのはプロにとって習性だ
・損が明らかな時には損切り、利益が見込める時には利喰わないのが鉄則だ
・誤った時にすべきことはただ1つ、改めることだ
・良いアイディアが相場で大きな利益を上げる秘訣ではない
・頼りになるのは株価であって、思惑ではない
・最も重要なのは、絶好の時が来るまで静かに座っていることだ
・私が常に手痛い目にあうのは、自分の判断が正しいと自信を持ってゲームに臨める時にしか相場に入らないという方針を守ることができない時だった
・株というものは、買い始めるのに高すぎるということはないし、売り始めるのに安すぎるということはない
・しかし、最初の建玉で利益があがらないかぎりは、続けての建玉は手控えるべきだ。よく状況を見極めて待つことだ
・自分の失敗すべてから教訓を学ぶには長い時間がかかる
・物事には二面性があるとよくいうが、相場ではたた1つのことがあるだけだ。強気か弱気かでもはない。正しいか否かということなのだ。
・明白なのは強気相場では強気筋、弱気相場では弱気筋になれということだ。
・リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。
・株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。変動の理由に気をとられるな。
・投機家にとって最大の敵は無知、欲、そして恐怖と希望の感情である。
・投資家は多くのことに対して警戒しなければならないが、一番注意しなければならないのは自分自身である
・市場(相場)はつねに絶対的に正しい。それに対して、人間はしばしば誤った予想を抱き、進む道を踏み誤る。だから、相場の動きに相場師の方が合わせるのだ。
・金を失ってはならない。特に株取引の資金はトレーダーの命綱であることを肝に銘じること。
・現金をもたない相場師は、在庫をもたない小売商と同じで、相場師としての命脈は保てない。
・現金は相場師の在庫であり、生命線であり、最も頼りになる友である。
・「負け」銘柄はすぐに切り捨てる。「勝ち」銘柄は、すべての要因が順風下にある限り、そのまま動きに任せる。
・次々と高値を更新していく銘柄は「買い」である。
・すべての要素が好都合の状態になった時をみすまし、取引する。
・個々の銘柄の値動きは、特定の性格を示す。活動的、慎重、神経質、直接的、論理的、先行きの予想が可能、予測不能、といった具合である。
・それぞれの銘柄に注意深い目を向け、人を観察するように銘柄を見つめる必要がある。
・情報はすべて危険である。情報はあらゆる形態を装い、採用をもちかける。
・自分の知る世界に専念せよ。
・投機家の最大の敵は自分の中にいる。
・相場に勝つ必要はない、勝つべき相手は自分自身である。
・人間の本性として、人は希望と恐れとは無縁ではいられない。
・相場全体の流れが自分の目にいやな形として映る場合、自分の認識以上に不利な状況と見る必要がある。
・適切な流れをつかみ、その枠組みの中で取引を展開すること、強風に逆らって船をだすような無謀はさけるべきだ。
・相場の動きを漫然と「期待して待つ」のは博打であり、忍耐強く待ち、シグナルを見いだした瞬間「反応する」のが投資・投機である。
・賢明な相場師は、忍耐の意味を知り、つねに予備の現金を用意している。
・市場で自らを鍛え、何かを学び取りたいと念じるなら、身銭を投じて、自らの手口を注視し、失敗から教訓をえることだ。
・相場には、絶対確実などということはまずないと思うべし。いつ地雷を踏むかわからんのだから。
・相場師が成功を収めるための闘いは、心理的戦いであって知力の戦いではない。
・人間らしい気持ち、感情の自由な働きを自らに許すのは、取引を清算した後、すなわち株や商品に投入された資金がすべて現金化された後である。
・金が証券の形を取っている限り、生身の感情を”殺し”続けなければならない。
・ウォール街に、あるいは株式投資・投機に新しいものは何もない。ここで過去に起こったことは、これからもいく度となく繰り返されるだろう。この繰り返しも、人間の本性が変わらないからだ。
・人間の知性の邪魔をするのはつねに、人間の情報であり情動である。
・この面での理解が進むと、特定の状況下で目的の銘柄がどんな反応を示すか、ある程度読めるようになり、株価が動くタイミングをつかむ上で役に立つ。
・株価を動かす要因が何か、多大の時間をかけて答えを見つけようとするのは愚かである。それよりもテープをしっかり点検する方が重要だ。最も重要なことは、テープが何を語っているかであり、テープがなぜそうした数字を示すのか、ではない。
・気持ちの浮き沈みに振り回されない。多大な儲けに酔い、自分に自信をもち過ぎるのも問題であるが、損失をこうむり、意気消沈し過ぎるのも感心しない。
・自分なりの取引手法に忠実に従うこと。やり方をコロコロ変えてはいけない。自分の性格に合った無理のない手法を考案し、そのルールにしたがうこと。
・無知を警戒せよ。学習、研究をしっかりおこなうこと。遊び半分ではなく、本腰を入れて取り組まなければならない。
・株取引には、楽に金が儲かるといった印象があり、人を魅了するが、愚かで安易な考えから相場にてを出せば、簡単にすべてを失ってしまう。無知の対極にある知識は、大きな力となる。
・相場で傷を負いたくなかったら、事実、現実、理論から1ミリたりとも離れないことだ。
・好ましくない結果が生じたとすれば市場が間違ったわけではない、トレーダーが間違いを犯したからだ。
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